新日本 2010年1月27日〜2月14日
新日本 2010年1月27日〜2月14日
- 1.27 中西「ベルトは必ずこの腰に巻きます!」
この日のメインで行われたIWGPヘビー前哨戦6人タッグマッチ「中邑真輔&ジャイアント・バーナード&カール・アンダーソンvs中西学&真壁刀義&本間朋晃」は、意識する中邑と中西が技の応酬を見せた。中西が中邑の後頭部へのラリアットを見舞うと、ジャーマン、最後は大☆中西ジャーマン中邑を沈め、中西が前哨戦で王者からピンフォール勝ちを上げた。
勝った中西は「千葉のみなさん、IWGPヘビー級選手権まで、この中西が突っ走ります!あんなスカしたチャンピオンよりも一生懸命のチャンピオンの方が良いでしょう。ベルトは必ずこの腰に巻きます!」と千葉のファンにベルト奪取を宣言。
ドレッシングルームに戻った中西は「今から中西の逆襲じゃ!奴もケツに火が点いてると分かっているやろ。スカしてる暇ないど、チャンピオン!どこまでも追いつめたる。トコトンまでやったる。こっちは歳とっとる分しつこいんじゃ!」とコメント。
- 1.27 棚橋「あいつがハブのようにしつこいなら、トコトンやってやるよ!」
この日のセミで行われたタッグマッチ「内藤哲也&裕次郎vs棚橋弘至&岡田かずちか」は、IWGPタッグ王者のNO LIMITがリミット・レス・エクスプロージョンで岡田を沈め、幸先の良いスタートを切った。
試合後、棚橋をつけ狙う矢野通が乱入。矢野は棚橋を椅子攻撃すると消え去った。
棚橋は「あいつがハブのようにしつこいなら、トコトンやってやるよ!」と矢野との完全決着を熱望した。
- 1.27 外道「誰が潰れようが俺の知ったことか!」
この日、邪道&外道が今シリーズ最終戦(2月14日・両国国技館)で引退セレモニーを行うミラノコレクションA.T.に対し、暴言を吐きまくった。
昨年9月にミラノと対戦した邪道&外道は、凶器攻撃でミラノを欠場に追い込んだ。結果としてミラノの引退の呼び水となったと言って過言で無い。
その邪道は「根性ねえんだ、お前は!片目で上がって来い!死ね!」と言えば、外道は「誰が潰れようが俺の知ったことか!ただ1つ悲しいのは2度とお前をリングでぶっ潰せねえことだ!」と言いたい放題。
- 1.27 追悼10カウントゴング
この日の試合前に1月10日(現地時間)にフィンランドで亡くなった元IWGPタッグ王者トニー・ホームさんと、1月16日に心筋梗塞で逝去した新日本旗揚げメンバーでレスラー&レフェリーとして活躍した柴田勝久さんの追悼セレモニーが行われた。
トーニー・ホームさんの遺影を棚橋弘至が、柴田勝久さんの遺影を後藤洋央紀が持ち、全選手がリングを囲み追悼10カウントコングが行われた。
- 1.30 丸藤「ノアのジュニアが最強です!」
この日のメインで行われたIWGP Jr.ヘビー級選手権「(王者)丸藤正道vs(挑戦者)プリンス・デヴィット」は、「SUPER J-CUP 5th STAGE」決勝で敗れたデヴィットがリベンジに燃えるも、必殺プリンスズ・スロウンを丸藤にニードロップで切り返され、最後は丸藤がタイガーフロウジョンでデヴィットを仕留め、初防衛に成功した。
試合後、デヴィットのセコンドに付いていた金本浩二がリングインし、丸藤に挑戦を表明。
丸藤は「ノアのジュニアが最強です!」と言い放ち、金本に対し「劣化したKENTA」と評した。
丸藤は「片っ端から新日本ジュニアを倒して、吉橋選手まで辿り着きます!」と新日制圧を宣言。
- 1.30 棚橋「もうタッグなんてやっている暇はねえ!」
この日のセミで行われたタッグマッチ「中西学&棚橋弘至vs中邑真輔&矢野通」は、棚橋の得意のハイフライフローを両膝で迎撃した矢野がそのままエビ固めで押さえ込み、矢野が棚橋からピンフォール勝ちを奪った。
試合後、棚橋をタイガースープレックスで投げ飛ばした矢野は、ハサミを持ち出し棚橋の髪を切ろうとするも、中西に阻止された。
矢野は「お前の髪に次はねえぞ!俺がやる時は毛根までだ!髪なんか生えてこねえぞ!」と棚橋に宣告。
一方、敗れた棚橋は「もうタッグなんてやっている暇はねえ!」と矢野との一騎討ちを誓った。
- 1.30 TAJIRI「永田裕志が白目を剥いて噴くところを見てみたい。」
この日行われたスペシャル6人タッグマッチ「永田裕志&裕次郎&内藤哲也vsTAJIRI&ジャイアント・バーナード&カール・アンダーソン」は、永田vsTAJIRI、NO LIMITvsバッド・インテンションズの構図だったが、裕次郎のベルトによるカットに永田が詰め寄り、永田とNO LIMITに亀裂が入った。NO LIMITはやってられないとリングを下り、NO LIMITを見つめる永田が振り返った瞬間、TAJIRIが永田の顔面にグリーンミストを噴射。レフェリーはここでTAJIRI組の反則負けを宣告した。
TAJIRIは「完全に僕に踊らされている。」と永田を評した。
永田がブルーミスト噴射を予告していることについて、TAJIRIは「噴けないと断言する!永田裕志が白目を剥いて噴くところを見てみたい。」とコメント。
明日も前哨戦で永田と対戦するTAJIRIは「今日以上に面白いものが見られる。」と宣言。
- 1.31 棚橋「こんなの意味なんかあんのかよ!」
この日セミで行われた岡田かずちか壮行試合「棚橋弘至vs岡田かずちか」は、棚橋が岡田への餞別とばかりに持てる技を繰り出し、最後はハイフライフローで岡田を仕留め、棚橋が勝利した。
試合後、矢野が棚橋を急襲。岡田にも一撃を加えると、矢野はハサミで棚橋の額をメッタ突きして大流血させると、リングを後にした。
棚橋は「こんなの意味なんかあんのかよ!」と怒り心頭。
岡田は「矢野通、おめえ関係ねえだろ!ふざけんな!帰って来たら成らず倒します!タダじゃおかない!」とコメント。
- 1.31 飯伏「スーパーJカップのリベンジをするはずだったんだすけど。必ずちゃんとした形でリベンジします!」
この日行われたタッグマッチ「邪道&外道vs飯伏幸太&ケニー・オメガ」は、飯伏&オメガの場外へのクロススラッシュを受けた邪道が首を負傷し、動けず邪道&外道がそのままレフェリーストップ負けとなった。
邪道は担架で運ばれ退場。邪道は意識もしっかりしており、体も動く状態だが、大事をとって救急車で病院に直行した。
思わぬ結末に飯伏は「すみませんでした。お客さんに申し訳ない。言葉になりません。」、「スーパーJカップのリベンジをするはずだったんだすけど。必ずちゃんとした形でリベンジします!」とコメント。
- 1.31 真壁「あんなポンコツしか用意できねえのか?」
この日行われたタッグマッチ「真壁刀義&本間朋晃vs本田多聞&志賀賢太郎」は、新日マット初参戦の本田&志賀が奇襲攻撃に仕掛けるも、次期GHC挑戦者・真壁が奮起し、最後は真壁がショートレンジのラリアットからトップロープからのキングコングニードロップで志賀を仕留め、GBHが元ノアコンビを一蹴した。
勝った真壁「あんなポンコツしか用意できねえのか?仮想・杉浦?どうせなら仮想して来いよ。今みてえに火葬してやるよ。」、「乗り込んでやろうか?このビビりチャンピオン!」とGHC王者・杉浦を挑発した。
- 1.31 宮迫「あんなに面白い人だとは。また、ご一緒させていただきたい。」
この日、試合開始前に雨上がり決死隊率いるプロレス芸人が「アメトーーク」DVDのPRに新日本マットに登場。
番組に取り上げられたS・S・マシンとエル・サムライもリングインすると、サムライは「近所の人も見たと思うんですけど、何も言ってこない。」とぼやいた。また、番組で放送された長州力に「貸せ!」と言われベルトを奪われるシーンをこの日は、神奈月がサムライの持つ「アメトーーク」DVDを奪い取る形で再現すると、サムライはただ呆然とするだけ。観衆はそのリアクションに沸いた。
雨上がり宮迫は「あんなに面白い人だとは。また、ご一緒させていただきたい。」とサムライとの競演を熱望した。
- 2.1 中邑「実現したら、凄く刺激になる。」
この日、サムライTVの『Versus』の収録で1月4日にIWGPヘビー級選手権を行った中邑真輔と高山善廣が対談した。
中邑は「実はこうしてしっかり話すのは初めて。」とやや緊張した様子。
高山が『anan』のグラビアに登場した中邑に興味津々で質問すると、中邑は裏話を交えて答えた。
二人は1月4日の話や総合格闘技とプロレスの話、両者の得意技の膝について話が展開していった。
対談後、報道陣から「ファンから二人のタッグを見たいという声も上がっているが?」の質問に、中邑は「それは面白いと思うね。」と答えると、高山も「俺も面白いとホントに思う。戦ったことしかないから。」と前向きなコメント。
中邑は「実現したら、凄く刺激になる。でも、実現したら相手は嫌だろうな。」とコメントすると、高山も「嫌だろうねえ。二人とも違い質の嫌なものを持っているから。」とコメント。
2月14日・両国大会で中西学との防衛戦へ向け、中邑は「誰かの入れ知恵とか、付け焼き刃とかじゃなく、丸裸の中西学が来なくちゃ、東京ドームでいきなりタイミングも何も関係なくリングに上がった意味がないんじゃない?そういう勢いで来るなら、攻撃も感情もすべて受け止めたうえで、その上を越えてやるよ!」とコメント。
- 2.2 邪道、シリーズ全戦欠場!!
1月31日・ディファ大会で試合中に首を負傷した邪道が、検査の結果、頸椎捻挫と診断された。
これにより、2月3日・上田大会からシリーズ全戦欠場が発表された。復帰時期は未定。
- 2.2 中西「中邑の膝をぶっ壊す!」
この日、今シリーズ最終戦で中邑真輔の保持するIWGPヘビー級ベルトに挑戦する中西学が都内の道場で坂口征二氏からボマイェ対策を伝授された。
坂口氏との柔道特訓でボマイェを体を張って受け止める”荒鷲掴み”から飛行機投げから腕ひしぎやマフラーホールドから逆片エビ固めと中西は切り返し技に磨きをかけた。
中西は「柔道着を着ることで相手をしっかりコントロールする技術を教えて貰った。中邑の膝をぶっ壊す!」とコメント。
自身が社長時代に新日本に入門した中西に対し、坂口氏は「大怪我もせずコツコツと頑張ってきた。もう一花咲かせて欲しい。」と中西にエールを送った。
- 2.4 中邑「ドンピシャのタイミングで、いつも以上に腰の角度、膝の角度を入れて。ガードの上からブチ抜ける。」
この日、都内で今シリーズ最終戦(2月14日・両国国技館)で開催されるIWGPヘビー級選手権「(王者)中邑真輔vs(挑戦者)中西学」の調印式が行われた。
中西のボマイェ対策”荒鷲掴み”について、王者・中邑は「はっきり言って明らかに付け焼き刃。」、「ドンピシャのタイミングで、いつも以上に腰の角度、膝の角度を入れて。ガードの上からブチ抜ける。」とコメント。
一方、挑戦者・中西は「荒鷲づかみはゲートのところを坂口さんに作って貰った。その奥にある中西御殿ちゅうのは、そら凄いもんやで。」、「温存するつもりはない!大会初日まで随分間があるから、色んなことをやってみようと思う。前哨戦があと6試合あるから十分。」と”荒鷲づかみ”の前哨戦での公開を予告した。
- 2.5 棚橋「髪を切らせるわけにはいかない。」
この日、棚橋弘至は都内でプロレスカードの発売記念サイン会に出席した。
全日本の武藤敬司、ノアの丸藤正道、ドラゴンゲートの土井成樹とともに出席した棚橋は「気分は良い。日本で一番有名なレスラーになりますよ。」とコメント。
執拗に棚橋を狙う矢野通から丸刈り予告をされている棚橋は「髪を切らせるわけにはいかない。2.14両国大会でのカベジェラ戦もないと思います。」とコメント。
- 2.14 中邑「リングの中は力だろう。IWGPが欲しかったらかかって来い!」
この日のメインで行われたIWGPヘビー級選手権「(王者)中邑真輔vs(挑戦者)中西学」は、中西がマッケンローやマナバウワー、ボマイェ対策の”荒鷲掴み”を繰り出し中邑を攻め込むも、中邑が中西の”荒鷲掴み”の隙をついて左のボマイェで中西の側頭部に放つと、最後は右のボマイェで中西を仕留め、中邑がV5を達成した。
王者・中邑は「ボマイェ返し返し。俺の方が強い。」、「リングの中は力だろう。IWGPが欲しかったらかかって来い!」とマイクアピールした。
- 2.14 棚橋「絶対許さねえ、俺の大事な髪を!」
この日のセミで行われた「棚橋弘至vs矢野通」の遺恨マッチは、矢野の奇襲戦法に始まるも、徐々に棚橋がペースを掴み、最後はハイフライフローで矢野を仕留め、棚橋が勝利した。
勝った棚橋はハサミを持ち出し、矢野の髪を狙うも、そこへZERO1の田中将斗が乱入し、スライディングDで棚橋をKO。すると、息を吹き返した矢野がハサミで棚橋の大事な髪を切り落とした。
試合には勝ったものの大事な髪の毛を切られた棚橋は「絶対許さねえ、俺の大事な髪を!」と怒り心頭で引き上げた。
- 2.14 田中「このまま俺に勝ち逃げされても会社も困るんちゃう?」
この日行われた「後藤洋央紀vs田中将斗」のハードコアルールマッチは、ハードコアを得意とする田中が机や椅子を用いて後藤を攻め立て、最後は鉄パイプを肘のサポーターに入れてのスライディングDで後藤を沈めた。
勝った田中は「まあ、よう勉強してきた方ちゃう?」、「もう良いんじゃない?あれだけ思い切りぶん殴られて、完璧に取られて、悔いないんちゃう?」と後藤との終結宣言。
しかし、田中は「このまま俺に勝ち逃げされても会社も困るんちゃう?」と新日本に新たな刺客を要求した。
- 2.14 裕次郎「これですっきり。最高の気分だね。」
この日行われたIWGPタッグ選手権「(王者)裕次郎&内藤哲也vs(挑戦者)テリブレ&エル・テハノJr.」は、挑戦者の連係に翻弄されたNO LIMITだったが、急所蹴りから最後はリミット・レス・エクスプロージョンでテハノJr.を仕留め、NO LIMITが初防衛に成功した。
CMLLで抗争を繰り広げた相手に勝利した裕次郎は「これですっきり。最高の気分だね。」とご満悦。
バット・インテンションズから挑戦表明されると、内藤は「しょうがないからやってやるよ。」と受諾した。
- 2.14 ミラノ「8年間、車椅子生活のハヤブサさんを絶対治してみせます!第2の人生一発目で、イタリア革命を起こします!」
この日の休憩前にミラノコレクションA.T.の引退セレモニーが行われた。
セレモニーには師匠のウルティモ・ドラゴン、ハヤブサ、大鷲透らが花束贈呈に駆けつけた。
ミラノは「第2の人生も第1の人生に負けないよう頑張ります!」と挨拶すると、10カウントゴングが鳴らされた。
今後は東洋医学の道に進むというミラノは「8年間、車椅子生活のハヤブサさんを絶対治してみせます!第2の人生一発目で、イタリア革命を起こします!」、「みんな、イタリア革命について来い!!」と10年間のレスラー人生に終止符を打った。
- 2.14 永田「怒ったTAJIRIを引き出したから充実感がある。」
この日行われた因縁の「永田裕志vsTAJIRI」は、試合開始早々にTAJIRIがグリーンミストを永田に噴射。永田は堪らず場外へエスケープ。これが永田を本気にさせ、激しい打撃でTAJIRIを攻め立て、最後は永田が白目を剥いての腕折りでTAJIRIからギブアップを奪い、僅か5分足らずでTAJIRIを成敗した。
勝った永田は「彼も戦う心を持っていた。怒ったTAJIRIを引き出したから充実感がある。」とコメント。
一方、敗れたTAJIRIは「免疫ができてる。」、「永田さんが進む道と僕が進む道は違ったのかな。棚橋君が懐かしくなっちゃった。またやれるならもう一度、昇華した関係になれると思う。」と棚橋戦を熱望した。
- 2.14 田口「東郷は凄い良い選手で素晴らしいけど、コンビネーションは邪道&外道に一枚劣る。」
この日行われたIWGP Jr.タッグ選手権「(王者)田口隆祐&プリンス・デヴィットvs(挑戦者)ディック東郷&外道」は、王者が挑戦者の分断に成功すると、最後はブラックホールバケーションで外道を仕留め、Apollo55がV5を達成した。
試合後、田口はこの日引退セレモニーを行ったミラノコレクションA.T.を呼び込み、引退の原因となった外道に対しトラースキックを決めさせた。
防衛を果たした田口は「東郷は凄い良い選手で素晴らしいけど、コンビネーションは邪道&外道に一枚劣る。」とコメント。
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