全日本 2010年3月2日〜3月21日
全日本 2010年3月2日〜3月21日
- 3.2 みのる「お前には逃げる道も逃げる場所もない!」
この日、『2010 プロレスLOVE in 両国 vol.9』(3月21日・両国国技館)で因縁の船木誠勝と団体史上初となる金網マッチを行う鈴木みのるが横浜市内で会見を行った。
みのるは「時間無制限」、「ロープエスケープなし」、「レフェリーストップなし」、「フォールなし」、「目潰しと金的以外は反則OK」の試合ルールを全日本に要求した。
これについて、みのるは「本人達の意思と体力の限界以外で決着が着いて欲しくない。これは決闘!」と説明。
みのるは「お前には逃げる道も逃げる場所もない!」と船木に通告した。
- 3.7 曙「いつでもかかって来いや!」
この日のメインで行われたアジアタッグ選手権「(王者)曙&浜亮太vs(挑戦者)小島聡&西村修」は、西村に標的を定めた王者が浜のリョウタハマーから、最後は曙がボディプレスで西村を仕留め、3度目の防衛に成功した。
試合後、VMの首領TARUがリングインし、『2010 プロレスLOVE in 両国 vol.9』(3月21日・両国国技館)の曙の刺客として元WWEのビッグ・ダディ・ブードゥー投入を通告。
曙は「いつでもかかって来いや!」、「両国国技館は"SMOP"の庭だってことをじっくり教えてやる!」と受けて立つ構え。
ビッグ・ダディ・ブードゥーは身長206cm、体重220kgで、メイブル、ヴィセラ、ビッグ・ダディVのリングネームで1993年〜2009年まで活躍した元WWE戦士。2005年のキング・オブ・ザ・リングを制し、シングルの頂点に立ったこともある。
- 3.7 諏訪魔「まだ俺の本気は抜けない。両国で決着をつける!」
この日のセミで行われた前哨戦のタッグマッチ「諏訪魔&カズ・ハヤシvs河野真幸&KAI」は、河野に雪崩式河津落としなどで攻め込まれた諏訪魔が河野のダイビングニードロップをかわし、最後は首固めで河野を下し、諏訪魔&カズが辛勝した。
諏訪魔は「まだ俺の本気は抜けない。両国で決着をつける!」とコメント。
- 3.7 船木「今日は気が散ってしょうがない!」
この日行われたタッグ前哨戦「船木誠勝&大和ヒロシvs鈴木みのる&MAZADA」は、殺伐として攻防の中、最後は船木が三角締めをMAZADAに極めると、みのるはMAZADAを見殺しにし、船木&大和が勝利した。
勝った船木は「今日は気が散ってしょうがない!」とピリピリ。
みのるが要求した金網マッチの特別ルールについて、船木は「もちろん。必ず結果を出す!」と受けて立つ構え。
- 3.9 武藤、今シリーズ欠場!!
この日、武藤敬司が4月上旬に変形性膝関節症右膝関節内遊離体の手術を行うため、3月12日の千葉・銚子市体育館大会からシリーズ全戦欠場することが発表された。
会見で武藤は「周りの足を引っ張ってる感じで精神的にもショック。悩んだ末に決断した。」とコメント。
内田雅之取締役は「会社として不安感はある。諏訪魔ら新世代に期待したい!」とコメント。
武藤は「人工関節を入れれば一番楽だが、それじゃ試合が出来ない。夏にも復帰したいし、そのための手術。戻った時に俺がジェラシーを覚えるぐらい頑張って欲しい。試練は必ず乗り越える。」とコメント。
- 3.9『2010 プロレスLOVE in 両国 vol.9』全カード&試合順決定!!
この日、『2010 プロレスLOVE in 両国 vol.9』(3月21日・両国国技館)の全カード&試合順が発表された。
TARUが投入を予告したビッグ・ダディ・ブードゥーは、TARU&稔と組み、西村修&曙&近藤修司と激突。メキシコ遠征中のKIYOSHIが一時帰国し、BUSHIと組んで、AAAのチェスマン&ダーク・オズと対戦。
その他、VMvsGRENTAIの6人タッグ、真田聖也&大和ヒロシvsスペル・クレイジー&中之上靖文が決定した。
「船木誠勝vs鈴木みのる」の金網マッチのルールが発表され、みのるの主張していた「時間無制限」、「ロープエスケープなし」、「レフェリーストップなし」は採用されたが、「フォールなし」は勝敗を明確にするためとして却下された。
- 3.21 浜「相撲を13年間やってずっと下積みだった。日の当たる場所に出られたのが信じられない。」
この日のメインで行われた三冠ヘビー級選手権試合「(王者)小島聡vs(挑戦者)浜亮太」は、20分を越える死闘に、浜が武藤の必殺技シャイニング・ウィザードから最後はリョウタハマーで小島を仕留め、浜がデビュー1年4ヵ月で三冠王座を獲得した。
諏訪魔が樹立したデビュー3年6ヵ月での戴冠を大きく塗り替えた浜は「13年間やってずっと下積みだった。日の当たる場所に出られたのが信じられない。」とコメント。
テレビ解説をしていた武藤社長からも祝福された浜は「責任は自分の体重より重い。重圧に負けず頑張る。」と意気込んだ。
- 3.21 カズ「KAIはジュニアを背負う人間であることを証明出来たと思う。」
この日のセミで行われた世界ジュニア・ヘビー級選手権試合「(王者)カズ・ハヤシvs(挑戦者)KAI」は、急成長のKAIに苦戦するも、最後はカズがパワープラントでKAIを仕留め、カズが9度目の防衛に成功した。
防衛を果たした王者・カズは「強いし上手い。KAIはジュニアを背負う人間であることを証明出来たと思う。」と挑戦者のKAIをベタ褒め。
カズは10度目の防衛の相手に予告通りメキシコ帰りのBUSHIを指名した。
- 3.21 船木「あいつが俺に訴えたいことを少しは体で教えられた気がする。」
この日行われた団体史上初の金網マッチ「船木誠勝vs鈴木みのる」は、序盤に額から流血した両者が激しくぶつかり合った末、船木が右ハイキック、浴びせ蹴り、張り手9発でみのるを攻め込み、最後は膝蹴りでみのるをKOで下し、船木が因縁のみのるから勝利した。
勝った船木は「あいつが俺に訴えたいことを少しは体で教えられた気がする。」とコメント。
また、船木は「1つの結果を出したので、自分の気持ちでは次に進める。」、「次に会う時はまた別の気持ちで戦いたい。向こうが憎しみで来ても結構。全部受け止める。」、「思い切り正面から向かって来る鈴木は昔の顔をしていた。」と遺恨清算を口にした。
- 3.21 西村「リングを遠ざかることを決意した。」
この日行われた6人タッグマッチ「西村修&曙&近藤修司vsTARU&ビッグ・ダディ・ブードゥー&稔」は、初参戦のビッグ・ダディが曙と真正面から体当たり合戦を披露。ビッグ・ダディはVMの援護もあり、最後は近藤をバックフリップで仕留め、ビッグ・ダディが初陣を自らの勝利で飾った。
ビッグ・ダディは「俺はストリートの横綱。」と豪語。
一方、敗れた曙は「このままじゃ終われない。」とリベンジを誓った。
試合後、西村修がマイクを握り「リングを遠ざかることを決意した。」と突然の休業宣言。
西村は「12年間温めてきた志と夢を実現させたい。」、「尊敬する先生に相談している。」とコメント。
西村は明日、今後の方向性を明かすという。
- 3.21 河野「10ヵ月の成長は見せられたと思う。」
この日行われたシングルマッチ「諏訪魔vs河野真幸」は、河野がネックハンギングボム、雪崩式河津落としなどで諏訪魔を攻め立て、最後はニードロップからの片エビ固めで諏訪魔を下し、河野が諏訪魔との対戦成績を1勝1敗のタイにした。
勝った河野は「どう見ても向こうが受けて受けてだった。」と謙遜するも、「10ヵ月の成長は見せられたと思う。」と自信を見せた。
- 3.21 馳議員が自民党ツアーで来場!
この日、PWF会長で衆議院議員の馳浩氏が自民党のキャンペーン「みんなで行こうZE!!」の一環として実施された「プロレス的政治論〜日本のスポーツ振興を考えるツアー」で両国国技館大会を参加者49名とともに観戦した。
試合前には、武藤敬司社長の特別講座が開かれ、参加者はプロレスへの理解を深めた。
今夏の参院選出馬を囁かれている武藤は、馳議員とのタッグで政界進出を果たすのか?
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